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前職希学園でお姉さんを担当したご縁で、生まれる前から知っていた双子ちゃん。
小学生から一緒に勉強するようになって、おうちに行くといつもどこかに隠れて見つけられるのを待っていて、それはそれはやんちゃでじっとしていない兄弟でした。
大手の進学塾に小3から通っていましたが、どちらも国語が苦手で、読んだつもりでも本文の内容が頭に入らず、記述は6年生になっても全く何も書けない状態でした。私は社会の担当で国語は国語専門のフォロー塾に通っていましたが、受験まであと3か月というところでフォロー塾はやめて国語も私に指導してほしいというミッションインポッシブルが。
ある意味中学受験においては禁じ手ともいえるカリキュラムで(詳しくは日を改めて合格実績に載せる予定です) 2人とも同志社香里中学に無事合格。
中1一学期の期末テストが終わったころご連絡をいただき、二人とも数学でつまづいているので先生にまた面倒を見ていただきたいとのご依頼があり、それ以来、全ての定期考査、校内対策、数英国理社、たまに音楽、保健体育、技術家庭まで面倒を見て夏季冬季休暇の課題もサポートし、同志社大学進学決定までともに勉強しました。
どちらも第一希望の学部学科に進学しましたが、コロナによるオンライン授業が増えたためレポート作成に追われる二人。
ものを書くことが極端に苦手だったので最初のうちはサポートをしましたがその頻度も4回生になると激減し、このたびめでたく卒業、新社会人となりました。
二人を連れて大好きなお店で祝杯を上げました。
「先生は二人目のおかあさんやった」
「先生の言葉で一番覚えているのは、『あんたはがんこで理解するまでに時間がかかるけど、一回理解したらだれよりもできるようになるからそれでいいよ』です」
もっといろいろ会話したはずなのですが、かわいかった双子ちゃんが立派な青年になってうれしすぎて飲みすぎて忘れてしましました。
私のほうがなんだか素敵なものをいただいた気がしてなりません。新社会人たちに幸あれ!